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サンアントニオ~貧民街・希望の幼稚園~

                 

南国なのに太陽の光が入らない、昼でも暗い部屋です。

    

                     

         

↑ 民家の台所

  

↑ 洗濯風景

  ~大きなため池の上に住んでる人々~ 

不法に住み着いた人々は、危険な所であっても、無料で家を建てることの出来る場所を求めて、大きなため池の上にも家を建てます。貧民街の中でも、ここは隣の家との間隔があり、それぞれの部屋には光が入ると言うメリットはあります。しかし、少し大きな雨が降ると、2日も3日も人々は家の外に出ることは出来ません。人々は水が引くまで、じっと家の中で我慢をしなければなりません。

  貧民街、ここは社会の中で生きることの出来ない人々が、ここでじっと息をひそめるようにして生きているのです。貧民街・スラムでは、多くの人々が貧しく、両親も文盲の人が多く住んでおります。

  貧しさ故に、幼稚園にも行くことが出来ず、当然小学校へ行くことは出来ません。このために貧困街の子供達は、文盲となり、社会に適応出来ずに、普通の生活が出来ないのです。

この子供達は文字も計算も出来ない為に、自然と、強盗・ギャング・殺人・暴力・アルカイダの兵士・買春へと闇の世界へ引きずられて行くのです。

  私達は、日本の皆様の尊い溢れるばかりの御支援を戴いて、この貧困の中の子供達の為に幼稚園を設立し、無料に近い状況で、貧しい家庭の子供だけが入れる幼稚園運営を行っております。可愛い子供達が、学校へ行くことによって、この負の連鎖を断ち切り、明るい、希望に溢れた素晴らしい人生への皆様の第一歩へと、皆様と共にこの地で励んでおります。

 

~貧民街・希望の幼稚園です~

 

 

     

     

  

    

       

   貧民街の幼稚園では、文字の大文字・小文字。時計の見方。色の名前。数と簡単な計算。形の呼称等を完全に覚えていきます。2ヶ月に1度のテストを繰り返し行い、小学校入学審査に備えております。私達の幼稚園は、日本からの教材を使って、素晴らしい教育が行われております。その結果私達の幼稚園児の全ては入学審査に合格して、小学校へ行くことが出来ます。

 親も、園児達も、貧しい故に、小学校への道は全員あきらめていたのです。その絶望の中に、小学校入学と言う素晴らしい光がここに訪れたのです。

    幼稚園では、少ないですけれども、給食を行っております。ある子供にとっては、この給食が唯一の食事であるかもしれません。それだけ貧しいのです。その子供が、小学校へ行くことが出来ると誰が考えたでしょうか。しかも、無料に近い授業料ですから。貧しい家庭。それが入園条件です。

 この幼稚園は子供達と私達の素晴らしい希望の家なのです。

『 この小さい者達の一人に、水一杯でも飲ませるなら、まことに、あなたがたに告げます。  その人は決して報いに漏れることはありません』

   新約聖書マタイ10章42節